富岡城は慶長6年(1601年)に天草の領主となった、肥前唐津藩の寺沢志摩守広高によって慶長7年(1602年)頃から築かれた。寺沢氏は、富岡城に藩代を配置し天草を統治したが、寛永14年(1637年)島原・天草一揆で一揆軍から攻撃を受けた。
この乱後、山崎甲斐守家治の領地となり、山崎氏は大規模な修築及び拡張を行い現在に見られる富岡城の形ができた。
山崎氏の後に天草は天領となり鈴木代官の時代を経て、戸田伊賀守忠昌時代の寛文10年(1670年)破城され再び天領となる。
天領時代は、三の丸に代官所がおかれ天草の行政の中心となった。
現在富岡城の本丸跡に「熊本県富岡ビジターセンター」が整備され、平成17年4月に完成。さらに、櫓(やぐら)・高麗門等を整備し、当時の富岡城が蘇りつつある。
ビジターセンターでは、雲仙天草国立公園の内容を紹介するとともに天草地域の魅力ある自然景観、歴史、文化環境等についての情報を発信している。
◆2024年 GW期間について
5月1日(水) 定休日 ⇒ 通常開館
5月7日(火) 振替休館
※その他は下記「営業時間」の通り